第1回 ジャズシンガーを志した学生時代

私は小さい頃から本がとても好きで高校時代は真剣にミステリ作家か評論家になろうと思っていました。

大学では、ミステリ研究会に入って作家になる準備をしよう!当時はそんなことを真剣に考えていました。

 

なにしろ将来の夢はミステリ作家でしたから大学受験はできるだけ簡単なほうがいいので推薦入学を狙い、行こうと思った大学の社会学の推薦枠がもう一杯だったので名前が似ている「社会工学」を志望。かなり適当でした。

 

実際入学してみると、社会工学はコンピュータや経済学、心理学、記号論など、イメージしていたものとはかなりかけ離れた学問でかなりの授業はサボってばかりでしたが、多変量解析(多くのデータから似たような傾向を計算で選びだす)や社会調査技法(アンケートをどうやってとるか)などは結構楽しくて、のめり込んでました。

 

ちなみに高校生からの夢であった作家ですが、なんと大学にミステリ研究会はないことが判明。しかたがないので、ミステリ研究会と名前が似ているジャズ研究会に友人と一緒に入会。やろうと思っていたピアノは上手な人がたくさんいたので声が大きいので歌を歌います、といってヴォーカルになりました。

 

まさか、その後都内のライブハウスにも出演するほど夢中になるとはその頃は思いもしませんでした。

就職活動の時期になっても、就職はどうもピンとこない。何をしたいという夢も別にないしなあ、とぼんやりと歌を歌って暮らせれば

と思っていました。

4年の夏くらいに何人かに相談したら「プロになったら好きじゃない歌も歌わなければならない。覚悟がいるよ」とおっしゃる方もいれば、「新卒というカードは日本で最強なので、使わない手はない」という意見など、いろんな意見を頂きました。

 

そんな中で当時の私がいちばん納得できたのは、「ジャズを歌うのは夜だから、昼は暇でしょう。暇なら仕事しとけばいいじゃないか」というアドバイスでした。

それならばと一社だけ受験してそこに受かったら、ご縁だと思って入社しよう。落ちたら歌って暮らそう。

そんな気持ちで当時人気だったソニーを受験。その当時は今のように就職が大変ではなかったためでしょうか、ありがたいことに採用されました。私にとっての就職活動は1社だけ、というふざけたものでしたが、今になって思えば就職=ご縁という事を強く実感できる経験だったのかもしれません。

 

第1回 ジャズシンガーを志した学生時代

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